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建物が完成しました 【九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)】(2012年10月17日更新)

昨年2月、九州新幹線「新鳥栖駅」前で着工した「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)」の建物が完成しました。


竣工したサガハイマット

10月15日(月曜日)完成したばかりの建物内部を報道機関へ公開、サガハイマットの医療スタッフが、玄関ロビー、治療ホール、治療室、加速器室を案内しました。

玄関ロビー

玄関を入って、まず目に飛び込んでくるのは、ロビーに飾られた大きなステンドグラス。「光の中に生きる」と題したこの作品は、佐賀県のシンボルカラーである緑を基調に「光」「大樹」などが生き生きと表現されています。

施設内は、患者さんに安らぎを感じていただくというコンセプトの下、フローリングや、天井、手すりなどに木が用いられ、落ち着いた雰囲気となっています。

加速器室

加速器室では、サガハイマットを運営する佐賀国際重粒子線がん治療財団の金澤医学物理室長が、加速器について説明。

建物の約半分を占める治療装置エリアの中心となるのは、直径20メートルの大型の円形加速器(シンクロトン)。このシンクロトロンで、炭素イオンを光の速さの約70パーセントまで加速し、重粒子線を作り出します。加速することによって治療に必要なエネルギーまで高められた重粒子線は、治療室へと送られます。

集まった報道機関からは、重粒子線の発生の仕組みについて多くの質問が上がっていました。

治療室

治療室では、同財団の佐藤放射線副技師長が、治療法について説明。

重粒子線をがん患部に照射する時間は1~5分程度。照射のための患者さんの固定や、照射の位置決めなどの時間を含めても、患者さんが治療室にいる時間は20~30分程度です。

放射線治療であるため、照射による痛みや熱さを感じることはありません。

治療室は開設当初は2部屋でスタートし、重粒子線を水平と斜め45度から照射する部屋(治療室A)と、水平、垂直(治療室B)に照射する部屋があります。3部屋目には、次世代型の3次元ビームスキャニング照射装置の導入が予定されています。

 

サガハイマットでは、今後、治療装置の試運転及びビームの照射試験を経て、平成25年5月の開設予定です。

 

その後、医療機関からの紹介患者を募り、7月から患者受け入れ、治療を開始し、12月からは保険診療との併用が認められる先進医療による治療が開始される予定となっています。