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がん予防推進員になりませんか

がん予防推進員になりませんか(がん予防推進員を募集しています)

 がんは日本人の2人に1人がかかり、3人に1人ががんで命を落とすと言われ、これは世界の中でもトップレベルです。がん大国日本の中でも佐賀県のがん死亡率は上位にあり、肝がん死亡率はワースト1位が続いています。
 子宮がん・乳がんといった女性特有のがんも死亡率が高く、がんは県民にとても身近な病気です。
 佐賀県では、がん検診の受診勧奨やがん予防に関する情報発信を、ボランティアで地域や職場で行っていただく「がん予防推進員」を募集しています。

予防推進員ってなにするの?

 がんの一次予防(がんにならないこと)及び二次予防(がんを早期に発見し、治療すること)の大切さやがん予防に関する正しい知識を職場や地域で啓発していただくことで、県民のがん予防に対する気運を高め、がん検診受診率の向上、死亡者数の減少につなげます。

活動内容は?

 がん予防に関する啓発活動を職場や地域で行っていただきます。活動の規模や範囲はさまざまです。
 なお、がん予防に関する知識を高めていただくため、年に数回、勉強会や交流会を行ったり、がんに関する情報などを載せた「さがんだより新聞」や市町で行っているがん検診の計画表を県健康福祉政策課から毎月送付しています。

資格とかいるの?

 がん予防推進員になるために、資格は必要ありません。
 がん予防に関する知識を職場や地域のみなさんに広め、「佐賀県の、がんで悲しむ人を減らしたい!」という気持ちがあればどなたでも応募できます。

佐賀県のがん対策にあなたの力が必要です!

申込みはこちらの申込書にご記入の上、FAX・メール・郵送にて送付してください。

がん予防推進員さんに聞きました

がん予防推進員として活動をしていただく中で、がん対策に積極的に取り組まれている企業・団体、個人を佐賀県知事が表彰する「佐賀さいこう表彰(がん対策部門)」 で表彰されました小宮由美子さんにお話を聞きました。

予防推進員として活動を始めたきっかけは?

 平成28年に39歳で夫が直腸がんに罹患したことや有名人のがん治療のこと等で、がんに関して自分でも何か活動できないかと考えていた時に、「佐賀県がん予防推進員」のことを知り、推進員としてがん予防の啓発等の活動を始めました。

どのような活動をされていますか?


乳がんの触診モデルの説明をする小宮さん

 生活協同組合の福祉委員を担当しており、組合の学習会や集会等でがん予防に関する啓発(検診や乳房の自己触診)を行っています。日頃、家事や子育てで忙しいお母さんたちに検診や自己触診の大切さを日々訴えています。
 このような取組の中で、団体内で乳がんの触診モデルを購入することができ、実 際に触診モデルで、しこりの感じが分かっていただいて反響がより良くなりました。

日頃の活動についてどのように感じられていますか?

 実際に触診モデルを触っていただいた方で、自宅に帰られて自己触診をされた方がいました。その方はすぐに異変に気付き、医療機関を受診されました。診断の結果、 良性であり、不安は払しょくされたと聞きました。
また、その方自身も自己触診の体験をいろいろな場で話されており、その方の周囲への意識付けができ、良い影響が出ているように思います。日頃の活動を通じて色々なつながりができ、活動の幅に広がりもできそうに思います。